Wordpressからはてなブログに移行した3つの理由
ここしばらくブログ記事を書いていなかったのでリハビリがてら最初はいくつか連続で記事を書いてみたいと思います。
過去のブログはWordPressで運用していましたが, 今回はあえてはてなブログで開始しています。
なぜあえてWordPressからはてなブログに移行したかについて紹介してみます。 どのプラットフォームにブログを作ろうか迷っている人の参考になれば幸いです。
WordPressの利点と課題
過去のブログは, WordPressというコンテンツマネジメントシステムを利用してブログを執筆していました。
WordPressって何?という方は下のサイト様などをご参照ください。
WordPressの最大の利点はなんといってもカスタマイズ性の高さかと思います。 PHPをそこまで知らなくても様々なプラグインを利用することで簡単に凝ったWEBサイトをつくることができます。
また, 私の場合はあまりWEBサイトを作成したこともなかったため, WordPressはPHP, CMS, HTML, CSSなどの基礎知識を学ぶのにとても良い経験だと思いハードルの高さを感じつつもWordPressを利用してサイトを立ち上げました。
WordPressを通じて学べたこと
サイト作りの基礎知識
本当にHTMLやCSSの基礎は知っていましたが, 動的なWEBサイトは本当にはじめてでした。そのため書籍を自分で購入し, 1から勉強しました。
この過程を通してPHPなどの基礎知識を学べたことはよい経験となりました。
アクセス解析の方法とその改善アプローチ
WordPressだけではないですが, Google Analyticsなどのアクセス解析をサイトに導入することができます。
SEO対策という意味ではタイトルのつけ方やキーワードプランナーの活用方法などは調べられる方が多いと思います。
WordPressの場合は先に述べたようにカスタマイズ性が高いので, サイト内の記事の張り付け方や固定ページなどをどうやって活用するかに様々な改善策を練ることができます。
テーマを変えてカスタマイズをした結果,アクセス数が数倍になるといった経験もすることができました。
この様な実験と試行錯誤について動かせる変数が大きいWordPressは魅力的でした。 細かい作業も多いのですが結果が定量的に表れてくるので非常に楽しく取り組むことができました。
WordPressで苦労したこと
細かなカスタマイズ
利点と表裏一体なのですが細かいカスタマイズについては苦労した点もありました。 私は自分が気に入った海外のWordPressテーマを導入しましたが一部自分の様とに合わせて変更したい点がでてきました。
複雑なテンプレートを使うとどの部分にコードを挿入すればよいのか等も最初は少し苦労しました。 またレスポンシブに対応する場合も自分でCSSを書かなくてはいけないのでちょっとした変更時に初心者の私は苦労しました。
経験としては学びもあったのですがサイトを作り終えて数年たつとやはり細かい点は忘却の彼方に消え去っており,もう一度同じことをしようとすると結局Google先生に頼ることになりそうです。
WEBが本職の人にとっては良いかもしれませんが,Blogを情報発信のツールとしてとらえている方にとってはToo Muchかもしれません。
まさかのセキュリティ攻撃
留学終了後は更新頻度は下がりました。多少のドメインやサーバー代はかかりますがそれなりのPVを維持していたのでそのまま残しておりました。
この様な状態がしばらくしたあとに
「サイトの読み込みが非常に遅いので対応していただけませんか」
という旨の連絡がある日突然,読者の方よりいただきました。
どういうことかと調べてみると,サイトの内部にScriptが埋め込まれていました。 私がWordPressのアップデートを怠っていたことが原因ですが当該箇所をみつけて、 サイト内のあらゆる箇所を修正する作業にはかなりの時間を浪費しました。 (やはりバックアップは大切ですね・・・)
こんな小さいサイトが・・・と思うのですが世界最大のCMSであるがためにBOTなどによるサイバー攻撃はよくある話みたいです。 WordPressで運用する方はきちんとメンテナンスをする必要がありそうです。
そんなこんなで良い点, 悪い点が色々とあったのですが, 無理に例えるならばWordPressはマニュアル車みたいなもので,運転の楽しさはある一方でシンプルな用途に関してみればオートマチックでそろっているはてぶのようなサービスのほうが手軽でよいのではないかと思うにいたりました。
また, Lab専用のページなどを立ち上げることになればおそらくWordPressで専用のサイトを立ち上げようと思います。
はてなブログに移行した理由を3つほどあげてみたいと思います。
1. 手軽に書ける
留学中は主に個人のMacで記事を書いておりました。 ご存じの方も多いと思いますが, MacにはMars Editというソフトがあり,用意に画像を挿入したり,実サイトでの見え方をシームレスに確認しながら記事を書くことができます。 (はてなブログでもMarsEditは使えるのですが画像の挿入やリライト時にちょっと扱いづらいみたいです。)
この環境には非常に満足していましたが, 帰国後はプロジェクトの関係でWindowsを使わざるを得ない状況がでてきたりと執筆環境が安定しなくなってしまいました。
はてなブログはブラウザ上で私が使うミニマムの要素を満たしていたので一部のSnipettソフトなどを導入することで比較的簡単に快適な執筆環境をマルチプラットフォームでつくることができました。
2. 視認性の高いテーマが多い
はてなブログはある意味機能をシンプルに絞り込んでいるのでその骨格をベースに非常にシンプルで見やすいテーマなどがそろっています。
私は「Brooklyn」というテーマをダウンロードさせていただきました。 素敵なテーマをありがとうございます。。
WordPress時には本当に色々なテーマを探しました。 とてもおしゃれなものが多かった一方で, ブログという形式においては必要以上にかざりつけないほうが視認性が高くなることもあり,中々はてなブログより読みやすい形式のテーマはありませんでした。
3. はてなのエコシステム
はてなの中ではブログを互いにフォローしたりサイト内で, 新着記事が紹介されたりとある種のシステムができています。
良質な記事はこれらの仕組みに頼らずとも広がっていくものとは思いますが, このシステムはピンポイントで同じ領域について興味を持っている人を見つけたり,見つけてもらうにはよいシステムかと思います。
他のプラットフォームは?
世の中には当然ですがはてな以外にも様々なブログサービスが提供されています。 それぞれ一長一短があるので自分の時間を費やした大切な記事を上げる場所は目的に応じてそれぞれが選ぶ必要がありますね。
私の場合はほかの候補としては"Medium"があったのですが, 日本でのオペレーションから撤退してしまったことなどもあり, あきらめました。 jp.techcrunch.com
個人的なまとめ
日々の生活がそれなりに忙しいこともあり, できるだけ書くことに注力できるプラットフォームを探した結果, 今回ははてなに記事を上げていくことにいたしました。
情報が色々とあり悩まれている方にとって少しでも参考になれば幸いです。