Lab Life

ラボをつくるデザインエンジニアのブログ

WELCOME TO "Lab Life"

普通のサラリーマンである著者は

「人生をより創造性豊かで楽しくするため」に個人の創造的な活動をサポートできるラボを作るという試みを始めました。

この空間とコミュニティをつくる活動の記録を残したいという思いから, 本ブログを立ち上げました。

About Author

著者は某企業のR&D部門(Research and Development)で働く研究者です。 会社の商品やサービスの差異化の源泉となるような新規材料やデバイスの研究開発と, そのR&D戦略(知財, アプリケーション, ビジネスモデルなどを含む)を行っています。

また, 入社後にCIID(Copenhagen Institute of Interaction Design)というデザインを活用し, ビジネスを設計するコンサルティング/教育/研究/新規事業創出 を行っているデザインスタジオ に留学しました。

(参考:留学時代に書いていたブログ:Interaction Design Circle

これをきっかけに, 従来関わってきたMaterial Scienceだけでなく, 人とテクノロジーのかかわり方を探求したいと 思う様になり, 某大学のテクノロジーとデザインの両方を扱っている研究室に社会人博士課程性として通っています。

ここでは"Design" -より正確にはHuman Material Interaction(人間とユニークな機能を有した材料のかかわり方)の研究や国プロで関わっていることなる分野の専門家と積極的にコラボレーションをしています。

その他では, まだあまり日本では知られていない海外のデザインスクールの活動をより多くの方に共有するための"Design留学説明会"などのイベントを海外デザインスクール留学経験者やその領域に興味のあるメンバーと共に企画するといった活動などをしてきました。

今回のLabを作る試みは新たな活動としてライフワークとして進めていく予定です。

Labとは?

Labとは”Laboratory”いわゆる研究室や実験場所を意味しています。
通常は大学や研究機関などに存在しています。

私は自宅の一部をLab化するという試みを行っています。

なぜLabを作りたいの?

著者はこれまでに10年近く、アカデミック、企業、デザインスタジオなどの研究部署等に属してきました。 その中で、創造的なアイディアや独自のスキルを共有しながらともに作り上げていく体験は, それ自体が一つの人生を豊かにする非常に楽しい活動だと実感してきました。

特に普段の生活の中では,なかなか出会うことのない人とのつながりからは, 思いがけないアイディアや視点をいただけたり、自分も思わぬ価値を提供できる機会もありました。これからもそういった環境に身をおいた人生を送りたいと思うようになりました。

しかし、この様な人との交流には、場所や最低限の設備などが最初の障壁となります。 これらの障壁をさげて、ワクワクできる仲間が集まるコミュニティをつくり, 活動していくための一つのアプローチとして 自らがLabを作ることにしました。

何の実験をするの?

今回つくるLabはいわゆる特定の研究のテーマに注力するわけではなく、リソースの少ない個人や少人数の創造的な活動をサポートし, つなげる場所として定義する予定です。

そのためワークショップ, プロトタイプ作成, 映像化といった様々な形で個々のアイディアをより具体的な形に成長させるための仮設検証や実験の場にしたいと思っています。

現時点では明確に定義はしていませんが, 後述するLabの予定設備などを踏まえると次の領域との親和性が高いと考えています。

  • ワークショップなどのIdeation活動
  • Experience Prototype(ハードウェア/ソフトウェア/ビデオ等形式は様々)
  • メディアアート作品
  • サービスデザイン
  • 知の共有:勉強会セミナーなど

個人でつくる意義は?

普通の企業や大学のLabやコワーキングスペースでは個人でやる意義が少ないため, 次の点を重視したいと考えています。

一つはCore Value を重視することです。管理人はサラリーマンであり, 今回のLabづくりはライフワークとして位置付けています。それゆえに他の研究機関やコワーキングスペースと異なり, 短期的な投資回収というプレッシャーが少なく, 価値観に応じた選択が取りやすくなります。。(将来的により面白いことをするためにはいろいろ考える必要がありますが)

次の3つを特にCore Valueに据えたいと考えています(詳細については別記事にまとめます)

  • Be an Professional
  • Focus on a Meaningful Theme
  • Propose Something New

2つ目は こだわりをいれられることです。個人で作るためスペースや設備は限定されます。 一方で, 必要な機能を絞り込み、投資項目にメリハリをつけたり, レイアウトや内装をこだわることができます。
この点は個人のカフェなどと近いかもしれません。

本ラボでは 3D Printer, Laser Cutterなどのプロトタイプ作成に必要な最低限のFab機能と こだわりのある映像コンテンツをみるのに十分に適した高品質なAV機器を備えたいと考えています。 また、Labメンバーの皆さまが創造性を発揮しやすいリラックスできる工夫を凝らしていきたいと思います。

どこまで進んでいるの?

ハード面ではすでに土地を購入し、建築を進めています。(後戻りできない・・・) Fabスペースの仕様やオーディオ・内装などの詳細はこれから詰めていく予定です。

ソフト面ではコンセプトのブラシュアップ, より具体的な活動内容, 仲間集めなどは, 随時進めていきたいと思います。

このブログを通じて今後も発信していきたいと考えています。

プロフィール
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メールアドレス
reframelab@gmail.com
ウェブサイト
http://interactiondesign.jp
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3 日